1stアルバムが初期TOXIC HOLOCAUSTタイプの秀作だったコスタリカのスピード・メタル・バンドが、中国Thrashing Cultから2ndアルバムをリリース。日本へのあこがれを前面に打ち出しているグループで、オープニングからちょっと暴走気味ですが、それよりもサウンドの変化に注目してほしい内容です。

初期TOXIC HOLOCAUSTタイプのイーヴィル・スピード・メタルを維持しつつも、今回は完全にメタルパンク・ファンにアピールしたであろう曲やフレーズがけっこう飛び出します。前半がそのテの曲調が多いのですが、後半はけっこう1stの延長線上に軌道修正してきます。TOXIC HOLOCAUSTも2ndでメタルパンクにチャレンジしてたので、このバンドもある意味、TOXIC HOLOCAUSTの歩みをそのまま踏襲してるとも言えます。ある意味、ですけどね。

(Dec.2.2021)

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