発売中！MISERYCORE, EVIL MADNESS, SICK VIOLENCE, etcの新旧メーバーらによる2002年結成のチリのブラック・デス・メタル・バンドの2ndアルバムCD。マニアには以前から評判は良かったようですが、2002年からやってて、そこそこリリースもありながら、今回まで全く気づきませんでした。1st CDは、BOYは数年間かけてなんとか資金を回収にこぎつけた悪評高いウルトラRip Off LabelのTyrannus Records (まだくたばってないみたいだから、ここはマジでBeware！です)から出てたみたいなんで、今まで気づかなかったのはしょうがないかな、と自分に言い聞かせていますが、これはもうちょっと早く気づきたかった。これもまたかなり凄いチリのアングラ・エクストリーム・メタルです。

サウンドは非常にカオティックなブラック・デス・メタルで、チリのメタルではあまり居なかったタイプです。真っ先に思い浮かぶのは、ドイツSepulchral Voiceリリースの北欧バンド。もっとハッキリ言っちゃうと、スウェーデンのDEGIALとの共通性がかなり多く、特にVOIVOD的サイバー・テイスト不協和音を多用した混沌とした激しさは緊張感満点、且つ、かなり圧倒されます！！しかもこのバンドはそこに、DEGIALですら踏み込まなかった叙情性もかすかににじませていて個性を際立たせています。この辺は同じSepulchral Voice系デス・メタルでも、FUNEREAL PRESENCEなどの手法に近いかもしれません。とにかく、この破壊的なまでに混沌として、美意識も備えたデス・メタルが、またもやチリから登場したことに、ただひたすら驚くのみです。凄い！！

(Jan.25.2023)

型番	:Minche Mapu: (blkmtl)
販売価格	2,000円(税込2,200円)
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