初期のMASACREにも在籍して各種名作でギターを務めたTono Guerrero氏率いるコロンビア・ウルトラ・メタル・アナザー・カルト・グループ AGRESSORのコンピレーション・アルバムが、イタリアF.O.A.D. Recordsから2枚組LPでリリース。このLP発売まで再発/コンピレーション・アルバムのリリースが無く、当店では過去にSABBATとのSplit EPが入荷しただけだったと思いますが、ゆえに情報が少ないコロンビア・デス・メタル・レジェンドの中でも最もミステリアスな存在でした。限定300枚プレスで、今回はそのうちのLTD.100枚レッド/ミルキー・スプラッター・ビニールで入荷しました。


LP1 : Ensayo 1986 (Early Demo)
LP2 : "Rodrigo D. No Futuro" Compilation LP 1987
LP2 : "Metal Medallo" Compilation TAPE 1987
LP2 : Live at Aeropuerto "Olaya Herrera" 1987


Split w/ SABBATで聴かせた復活後の音源同様、いずれもなかなかにハードな拷問音源のオンパレードです。SLAYER影響下のファスト・パートは下手のレベルを超えたデタラメタルで、速くないパートもグダグダに退屈ながらも、"Metal Medallo"Comp曲はどうやら"Rodrigo D. No Futuro"のオーディション用デモ音源らしく、この有名なオムニバス2種でのセッションは、素晴らしい破壊力と原始性のデストロイ・ノイズ・メタルが爆発しています。特に、TYPHONのメンバーでもあり、MAYHEMのThe Dawn of the Black Heartsをリリースしたことでも有名な伝説の初期ブラック・メタル・レーベル Warmaster Recordsオーナーだった故Bull Metal氏がドラムで在籍時の"Metal Medallo" Compの音源が聴けるのは、南米メタル崩壊マニアには嬉しいところでしょう。一連のウルトラ・メタル・ムーブメントの中でも最上級者向けバンドだと思いますので、マニアは即死、興味本位の人は覚悟を決めて臨むようにな！！

(July.7.2022)

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