再入荷！

NWN!がレーベル名を変えて2009年にリリースしたNYHCバンドのディスコグラフィーが、待望の再プレス。ご存知の通り、CITIZENS ARRESTのVo.のDaryl Kahan氏は、現在はFUNEBRARUMのVo.やDISMAでギターも担当する、USデス・メタル・シーンの重要人物です。NWN!オーナー氏はDaryl氏の経歴を後追いでさかのぼってCITIZENS ARRESTにたどり着いたわけではなく、当時からCITIZENS ARRESTの大ファンで、このディスコグラフィー・アルバムもNWN!念願のリリースの一つだったレコードです。今回はltd.200枚ブルー・ビニールでの入荷です！


TRACKS A1-A10 : 1989 Demo
TRACKS B1-B6 : A Light In The Darkness 7" (1990年)
TRACKS B7-B11 : Compilation Tracks
TRACKS C1-D6 : Colossus LP (1991年)


80年代のNYHCやボストン・ハードコアの、あの血管がブチ切れそうなムチャクチャなハイテンションでプレイしたスラッシュ・サウンドはまさしくオールドUSHCなんだけど、このバンドはそこに当時海の向こうで勃発していたUKクラストコアやユーロ・スピードコア・スラッシュも貪欲に吸収してオリジナルなハードコアを追求していました。スラム・ダンスの光景が目に浮かぶミドル・テンポのパートから、一気にファスト・パートへとスラッシュする、NYHCらしいハイテンションがゴリゴリにスパークした1stシングル A Light In The Darkness 7"は、Off The Diskが2010年に再発したのも納得の名盤です。Colossus LPは初期CxAの絶頂とも言える傑作で、UKHCルネッサンスからの触発も強く出ています。まるでSSDなフレーズもあったりして、ボストン・ハードコアを基礎にメタリックなブルータル・パンク・スラッシュを追及したRIPCORDには、かなりインスパイアされたのでしょう。RIPCORDのパッチをクラスト・パンツに貼って、TシャツもRIPCORDでジャンプする、ファンには有名な写真もブックレットには掲載されています。89年のデモはDaryl氏が参加する以前の音源で、ちょっと7 SECONDSやJAILCEL RECIPESとかを思い出してしまうメロディーのポジティブ・ハードコア・スタイルでこれも興味深いです。

(June.17.2017)

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