再入荷！

2018年に復活を遂げたカナディアン・スラッシュ・メタル・カルト WITCHES HAMMERの8曲入りフルレングス・アルバムCD。スラッシャーからもっと正当な評価を得るべく、BLASPHEMY人脈バンドということもあってNWNが長年サポートして各種レア音源を再発してきましたが、1990年の活動停止までに残した音源は12"EPとデモのみでしたから、本作が初フルレングス・アルバムということになります。

1990年にBLASPHEMYに加入して"Fallen Angel of Doom"アルバム制作にも参加したギタリスト Marco Banco（aka The Traditional Sodomizer of the Goddess of Perversity）氏は、その後はTYRANTS BLOODも率いて長年現役を続行していますが、このWITCHES HAMMERも彼のキャリアに於いて大きな位置を占める重要バンドで、1984年結成当初、なんと彼は14歳だったそうです。

ブラック・メタルのBLASPHEMYとデス・メタルのTYRANTS BLOODに共通する強靱なフィジカルは、スピード・メタル寄りのトラディショナルなスラッシュ・メタル・サウンドのWITCHES HAMMERでも凄まじいパワーで発揮されていて、往年のWITCHES HAMMERを完全に彷彿させるカオティックなリフ・ワークには、RAZORのテクニカルな鬼刻みスラッシング・スピード・メタルと、INFERNAL MAJESTYの邪悪サタニック・スラッシュの融合のようなカナディアン・スラッシュの伝統もたたき込まれています。エフェクトをかけた現代的なサウンドとはまるで違うロウ・パワー爆発の重いドラミングを筆頭に、この馬力型スラッシュの破壊力は本当に素晴らしい。ジャケ・アートもカナディアン・スピード・メタルのシンボル・マークですね。よって、全カナディアン・スラッシュ・メタル・ファン必聴級の劇的復活作と断言致します！！

(Sep.13.2020)

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