再入荷！

スウェーデン Hooked on Metal Recordsからの再発盤も話題を呼んだ、80's USパワー/スピード・メタル最高峰グループの一つ、SAVAGE GRACEの各種名作が、ブラジルKill Again Recordsからスリップケース付き2枚組バージョンも登場！！1stアルバム Master of Disguise再発盤の音質についてはこれまでしつこく言ってきましたが、どうやらこの2ndアルバムもマスターテープが既に存在してないようで、このたびの2枚組バージョンは両ディスクとも収録曲は同じにして、ディスク1をリミックス・バージョン、ディスク2をオリジナル・ミックスで収録して問題を解決しています。


Tracks 01-09 : "After the Fall From Grace" LP 1986
Tracks 10-13 : "Ride into the Night" 12" 1987
Track 14 : "American Metal - Heavy 'n' Dirty" Compilation LP 1991
Tracks 15-16 : Live 1992


当時日本盤LPもリリースされたこの2ndアルバムもまた、初期パワー/スピード・メタルの名作とされています。シンガーとドラマーが変わってるので、1stアルバムのあのゴリゴリのロウ・パワーはスッキリ薄まりながらも、ガッツに満ちていたメロディーにはちょっと北欧バンドのような透明感も生まれて、尚且つUS西海岸スピード・メタルらしいスラッシュな疾走感も健在。1stアルバムの虜になった人は最初ガッカリする確率大ですが、楽曲のクオリティーは文句なしですので、ぜひトライしてほしいです。自分も40過ぎるまではこのアルバムは全然ダメだったけど、今ではかなり好きで、日本盤LPを近年買い戻しました。あ、そう言えばこのジャケのマッチョガイはDARK ANGELのGene Hoglan氏らしいけど（OZのスカル持ってる手はクォーソンでしたっけ？）、前任の爆裂ロウ・ドラマー Dan Finch氏はDARK ANGELやSLAYERも助っ人で叩いたことあるというウワサを最近聞きました。さすが。完全に納得できます。

あと、ボーナスで収録のファイナル作 "Ride into the Night" 12"は、SAVAGE GRACE全作品の中で最もLAメタル・バンドらしさもにじみ出ている作品で、アリーナ・メタル・バンドのようなダイナミックなサウンドと、アメリカン・ヘヴィメタル独特のドラマチックな哀愁鋼鉄の楽曲のマッチは、初期のガムシャラなスピード・メタルと違った魅力が炸裂した傑作だと思います。

(Oct.9.2021)

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