Me Saco Un Ojoがビニール化したデモはなかなか良かったのに全く人気が出ることなく消滅したドゥーム・デス・メタル SENOBYTEのメンバーが2人在籍し、そのどちらもが最近NWNが推してるSIEGE COLUMNメンバーでもあるUSニュージャージーのデス・メタル・バンドの2019年1stアルバム。3人編成で、ドラマーは現DISMAのメンバーなので、これはもうNJデス・メタル・ファンは注目せずにはいられないグループです。もともとカセットと配信のみで発表されたものを、ギリシャのNuclear Winter Recordsがアナログ盤とCDでライセンス・リリースして、LPは500枚プレス。カラー盤などの限定バージョンは存在しません。

サウンドは期待通りのlowなスタイルで、とにかく低い！！2000年代以降のキャバナス・デス・メタル一派には括りたくない、オールドスクール・デス・メタルな感触が極上で、BOLT THROWER風味もある叙情フレーズを絡めてスロウ・パートと突進パートで組み立てるところはDEMIGODやDISMA的ながらも、質感はそれらのバンドのダイナミズムとは真逆とも言えるlowプロダクション。この荒んだ病的でもある低さは、ADRAMELECHやFUNEBREのデモ期とかのフィンランド・デスもちょっと思い起こさせて、また、SIEGE COLUMNでもVoを務めるシンガーのJoe Aversario氏のlowスタイルも非常に渋いです。INCANTATION, INFESTER, ADRAMELECH, FUNEBRE, etcのlowデス・メタル・ファンにオススメdeath！！

(Sep.25.2022)

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