再プレス！

メリーランドのデス・メタル PUTRISECTのシンガーと、バックはNYのデス・メタル・ミュージシャンが固めるUSのグラインドコア・デス・メタル・バンドによる2020年発表1stアルバムを、Me Saco Un Ojoがアナログ盤でライセンス・リリース。今回が初のアナログ盤バージョンではなく、このグループの活動拠点であるNYのレーベルから2020年にLPがリリースされるも即完売してしまい、今ではその初回盤はかなり高額で取引されているようです。UNDERGANGのExtremely RottenからもカセットとCDが今年になってライセンス・リリースされて、ちょっとこっち側のOSDMシーン界隈でも話題になってきてる作品で、このMSUOバージョンも初回プレスが早々に完売してましたが、黒盤とブルー・ビニールで再プレスされました。

ジャケットから察する通りのゴアリーなグラインドですが、切れ味と突進力が素晴らしくて、こんなジャケなのに内容は爽快ですらあります。フィンランドやデンマークなどでは、OSDMシーンでもゴア・グラインド・スタイルの注目バンドが近年登場してきているけど、このバンドはCARCASSを原点にしながらも、デンマークのSEPTAGEやフィンランドのCADAVERIC INCUBATORなどよりもさらにキレッキレのハイパー・ブラスティング・グラインドなので、そこがUS産と欧州製の違いならではかと思います。あと、メリーランド辺りのハードコアなシーンとも密接な雰囲気も感じさせます。CADAVERIC INCUBATORファン、あとREGURGIATTEやNASUMなどのファンにもオススメdeath！！

(March.17.2023)

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