発売中！Corpse Grinder Recordsからの7"EPが初期デス・メタル・シングル盤コレクターには有名なレア盤のオーストラリアACHERONが、USフロリダACEHRONとの混同を避けるためにABRAMELINと改名して1995年に発表した1stアルバム。Thrust Records盤オリジナルCDはデス・メタルCDコレクターに人気が高いですし、1997年にはスペインRepulse Records (aka Drowned prod / Xtreem Music) からライセンス・リリースもされていた、もうこれらの情報だけで初期デス・メタル・マニア/OSDMファンは避けずにはいられないクラシック・アルバムの再発盤です。と言うことで案の定ロシア版模造品も2019年に出回ってたそうですが、Reupse盤以来の再発となる2021年ブラジルOld Shadows Records盤帯付きCDで入荷しました。

ブルデス・ファンにも喜ばれそうなダイナミズムで、ブラスト・パートからビートダウンまで目まぐるしい展開で突き進み、そこにメロディックなギターソロもふんだんに絡めてきます。このメロディック・ソロがとても効果的で、CANNIBAL CORPSEなどのNYデス・メタルのブルタリティーや、BROKEN HOPEやMORGUEといったシカゴ・デス・メタルの低いグラインディング・デス・メタルとは異なる個性を引き立てています。あと、OZメタルならではのフィジカルなブルタリティーも多国より強く感じるのは気のせいでしょうか。なんにせよ、初期デス・メタルの隠れた名盤death！！

(May.10.2023)

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