アナログ盤ーーー！！！！！

オリジナルはイギリス・インディー流通会社大手PHDの傘下でエクストリーム・メタルをリリースしていたBlackendから2003年にCDで発売。その後悪名高いドイツのNo Colour Recordsが再発していたけど流通激悪で当時もなかなか入荷が難しかったINTESTINE BAALISMの2ndアルバムが、アメリカのNameless Grave Recordsから遂に初ヴィニール化されました。今までこの2ndだけはLPが存在しなかったので、この再発を知ってすぐにレーベルに掛け合ったんですが、実はこの作品は権利の所在がCherry Redらしく（Blackendの資本はPHDだから納得）、「悪いけどアナログのライセンスはアメリカ国内流通のみの契約なんだよ、ゴメン、、、」とのことで難儀しました。しかし、1stも3rdも、あとこないだのXtreemからのデモEPも全てアナログ盤で買い集めてきた者としては引き下がれず、卸値では提供できないけど、小売り価格でならいいよ、ということで話がまとまり、なんとか入荷できました。ゴールド・ビニールとスプラッター・ビニールの各250枚で合計500枚プレス。レーベルも既に在庫ないようですので、高額ですが後悔しないように買っておきましょう。

90年代から活動する東京のメロディック・デス・メタル。2019年5月のオランダ Neteherlands Deathfestに出演したころからまた軌道に乗ってライブも増えてきましたが、国内外で高い評価を得ている全作品が入手しずらい状況がもう10年以上続いてたので、本当に待望の再発です。メロディック・デス・メタルとは言っても、IN FLAMESやAMORPHISのように後のロック化が垣間見えるようなタイプではなく、スウェディッシュ・デスmeetsCARCASSソロといったスタイル。1stアルバムは低く突進する基礎の部分が、ENTOMBEDやDISMEMBERなどの初期スウェディッシュ・デス・メタル型lowブルタリティーで激渋でしたが、この2ndはリフにスラッシーな切れ味が増して、AT THE GATESに寄った感もあります。もちろんメロディック・ソロは極上級に絶品のままに！！

(Aug.9.2023)

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