再入荷！

Metal Blade傘下のDeath Recordsからリリースされて流通も悪くなかったこともあって、日本でも当時から比較的名の知られてたUSカリフォルニア・クロスオーバー・スピードコア・スラッシャーの1988年3rdアルバムが、ブラジルMarquee Recordsから遂にCD再発！！このアルバムはオリジナル盤がLPよりCDの方が入手困難なレア盤でコレクターに人気が高いので、CD再発を待ち望んでいたファンも多かったことでしょう。スリップケース/ステッカー/当時のプレスキット用プロモ写真をミニサイズで再現したカードが付属します！！

当時確か "究極のスピードコア" という称号を得て、BURRN!でも紹介されていたと思いますが、サウンドもかなりプレ・グラインドなスピード・スラッシュながら、たたみかけると言うよりドタバタ・ポンコツな暴走で、このポンコチックなところが、このバンドの魅力でもあります。1stアルバムの頃は、サーファー・ファッションがどちらかと言うとSUCIDAL系の雰囲気もありましたが、2ndからちょっと社会的テーマを強調してVo.のルックスも劇的に変化し、まるで80年代日本の地方パンクスのように、ブリーチGパンにSEX PISTOLSとペイントしていました。ライダース・ジャケットにスパイキ―・ヘアーのファッションは、共演も多かったFINAL CONFLICTを真似たのかな？とも推測できます。この3rdアルバムになると、またVo.はサッパリした好青年風のルックスに戻りましたが、演奏や楽曲には若干の進化が見られて、純然たるクロスオーバー・スラッシュには違いないけど、だいぶ曲調にメリハリが生まれています。スピード・パートはもう本当にグラインド・スラッシュに匹敵する速さに達してるし、展開もこなれてきています。当時からデモ・テープ並みの音質の悪さがクロスオーバー/スラッシュ・メタル・ファンには不評でしたが、D.R.I.の2ndのようなガレージ・スラッシュ・サウンドが好きなアメハー・ファンには一番オススメのロウ・サウンドではないかと思います！！

(Jan.28.2024)

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