1990年代前半に活動した東京のハードコア・バンドのディスコグラフィー・アルバムが、イタリアF.O.A.D. Recordsから2枚組LPでリリース。日本語帯と全16ページのブックレット付いて、ゲートフォルド・ジャケットの内側に日本語と英語でライナーノートも掲載しています。このライナーがなかなか面白くて、当時の高円寺20000 Voltの思い出もいろいろよみがえってしまいました。限定400枚リリースで、LTD.150枚ダイハード・カラー・ビニールと、LTD.250枚ブラック・ビニールがあります。

現在APOLOGISTで活動するメンバーがやってたメタルコア・バンドで、典型的な初期ジャパニーズ・スタイルというよりも、海外のスラッシュ・メタルにピュアに影響を受けたジャパコア・バンド、というイメージでした。しかしライナーノートを読んでわかったのは、むしろ元々ヘヴィメタルやスラッシュ・メタルを目指していたけど、非メタルに浸食されて柔軟なスタイルへと変化するヘヴィメタル・シーンに嫌気がさしていたころに、ジャパニーズ・ハードコアに出会い、そのストロングな姿勢に感銘を受けてハードコア・シーンでの活動にシフトチェンジしたそうです。ドラマチックで力強いメロディーはまさにヘヴィメタルとジャパニーズ・ハードコアの融合ですし、ジャーマン・スラッシュ的な突進力と、ジャパコア風味メロディック・ギターのミックスは実はなかなかなかったので、今聴いても非常に新鮮です。デモ以外はSword Of Thrashの短冊CDに参加したくらいだったので東京以外では知名度は低かったけど、このLPで海外でも人気が高まりそうなかっこよさだと思います。ジャパコア・ファンもメタルコア・ファンもオブスキュア・スラッシュ・ファンも必聴！！

(March.12.2024)

型番	:F.O.A.D.: (jppnk jpmtl)
販売価格	5,400円(税込5,940円)
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盤色	DIEHARD CLEAR VIOLET VINYL REGULAR BLACK VINYL

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