NWN / Hospital Fest限定リリース以外にも、フェス出演アーティストの他作品や、純粋に客として遊びに来てたミュージシャン（SPECTRAL VOICEとかTHE TRUE IRON WILLの人なんかも来てたみたい）から仕入れたブラック・メタル商品もけっこう溜まってたので、ようやく販売開始にこぎつけたDEPARTURE CHANDELIERの2ndアルバム・ジャパニーズ・バージョン解禁のこのタイミングに合わせて、まとめてアップしました。どれも輸送費が掛かってないので通常より割安ですし、こういうチャンスがなければなかなか入荷させることもできないリリースもけっこうありますので、ブラック・メタル・ファンの方々は漏れてるのがあれば、この機会にぜひどうぞ。

DEPARTURE CHANDELIERは、ニューヨークのASH POOLと、モントリオールのAKITSAというブラック・メタル・バンドのメンバーから成るアメリカ/カナダ混合プロジェクトで、2012年にASH POOLメンバーのDominick Fernow氏が運営するHospital ProductionsがSATANIC WARMASTERの1stデモを7"EP化した際に当店はDominick氏と関係が始まったのですが、片やAKITSAメンバーでTour De Gardeも運営するPierre氏とは、このたびのフェスで初めて対面しました。AKITSAはSATANIC WARMASTERとSplitをリリースした2000年代頃からロウファイ系ブラック・メタル・マニアの間でカルトな人気が高まってきたフレンチ・カナディアンのブラック・メタルで、フレッドペリーのポロシャツ着たスキンズ・ルッキングや、七三分けでエレクトロニクス・ミュージックをパフォーマンスする姿が印象的だったから、クールで圧のあるオーラのミュージシャンなんだろうと思って会ってみたら、チョーーー気さくなノリのいいあんちゃんでした。

で、彼のライフワークとも言えるブラック・メタル・バンドが、このAKITSAです。作品によってそのバランス感は異なりますが、BONE AWLに代表されるロウファイ・パンク・テイストの強いブラック・メタルを基礎に、フレンチ・カナディアンならではの前衛的ムードも漂うフォーキーな旋律でドシャドシャと突き進むプリミティブ・ブラック・メタル。これは2001年発表の代表的名作1stアルバム、デジパックCD再発。

(June.5.2024)

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