ブラック/グラインド/デス/スラッシュ/ドゥーム/ノイズ/インダストリアル/スカムetcetc、どのジャンルでもカルトなラインナップをそろえてるフィンランドの老舗カルト・エクストリーム・メタル＆ハードコア・レーベル Bestial Burstから、オーストラリアン・スカム・パンク・パワーバイオレンス・ジャンキース RUPTUREの1995年名作がCD再発！！

オリジナルはシンガーのGus Chamberこと故Andrew Sheen氏のYeah Mate Recordsからのリリースで、後にRSRの別名義レーベル Hate Ape Productionsからビニール化されてましたが、CDバージョンはオリジナルYeah Mate盤以来となります。RUPTUREがCDでリリースしたのはこれが最初だったし、1992年発表のCorruptureのオリジナル・フォーマットは10"アナログでCD化は1999年だったから、当時既に世界中のファストコア/パワーバイオレンス・ファンにクレイジー・レジェンドとして知られていたRUPTUREの待望の1stフルレングス・アルバムCD、という印象が個人的には強く残っています。オリジナルCDは今ではなかなかのレア盤ですので、CDでの再発を望んでた人には嬉しいリリースです。ブックレットには未公開写真も掲載して、帯も付きます。

CAPITALIST CASUALTIESが西海岸ハードコアのデンジャラスな血を受け継いだパワーバイオレンスだったのに対して、このRUPTUREのバイオレンス性はGG ALLIN崇拝スカム・パンク土台のファストコア・サウンドがカッコ良くて、ロウファイでホコリっぽいファスト・スラッシュは、GG ALLINウォーシップをイチ早くアピールしてたボストンのPSYCHOとその関連バンドに通じる点も多いです。INFESTはピュア・ハードコア、DROP DEADはオタク、C.C.はギャング、AxCxはネガティブ・ヘイト、そしてこのRUPTUREはスカム・ジャンキーでしたが、一概にパワーバイオレンスにくくられたバンドも、それぞれ違ったスタイルだったのが初期パワーバイオレンス・ムーブメントの面白いところでもありました（AxCxはノイズコア・グラインドnotパワーバイオレンスだけど）。このアルバムは後半がライブ録音なんだけど、そのスカム感がまた凄まじい！！よくまぁ、これを音源として発売したもんだ、と思います。

(May.13.2025)

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