再入荷！

知られざるフィンランド・スラッシュ・メタルのデモ音源を収録した、Bestial Burstによるコンピレーション・シリーズの第3弾。今回は80年代後期〜90年代前半にコトカという地方に生息したバンドに限定して編集された、全6バンド/全61曲収録のボリューム満点3枚組！！と、こうやって言いますと、このシリーズのVol.1と2が素晴らしい内容だっただけに、さもスラッシャーは狂喜乱舞なCDと思われそうですが、むしろBestial Burst的な面白さもある、本シリーズ中最もクサレ・カルトなコンピレーションとなっています。

まずディスク1の2バンドは、どちらも「METALLICA大好き！俺たちもビッグになりたい！」って感じの正統派スラッシュ・メタルを聴かせるタイプで、LAWSHEDとか日本の正統派スラッシュ・メタルや、シーンが衰退してきた90年代初期にもトレンドに流されずスラッシュ・メタルだけをやって陽の目を見なかった、例えばDivebombが再発しそうなタイプのファンにオススメ。SACERDOSの方がいいです。が、フィンランド・ローカルなクォリティですので、やはりクサレ・メタル・スラッシュ・マニアな方がビンビンになるようなヤツです。

ディスク2のBLASTDUSTも正統派スラッシュ・メタルだけど、METALLICA影響下でも欧州産鋼鉄の重厚さが良い塩梅で、パンキッシュではないけどANIHILATEDとかのUKスラッシュ・メタル好きにもオススメ。名前も写真もふざけたINGORANT WOODPECKERはギャグが寒いのは別に全然いいんだけど、曲数多いし占める時間も長すぎ！

そしてようやくディスク3ですが、写真見た時点で一番良いであろうと推測したD.G.T.はやはりこの中で一番いい！！疾走感イマイチ、曲もつまんないんだけど、ヘヴィなサウンドが最高で、BLESSED DEATHとか、New Renaissanceバンドの煮え切らないスラッシュが好きならば必聴。ラストのFOADは全6バンド中最もスピード・スラッシュな激速タイプですが、フレーズや展開が独特で、やはりフィンランド・スラッシュ・メタルはスカムだなぁ、と思わせながらフィニッシュします。しかも、XYSMA, MAHO NEITSYT, SAIRAAT MIELET, etcと共演というムチャクチャなラインアップでのフライヤーも載ってて興味が尽きません。


CD 1
BRAINFADE – demo 1990 (Tracks 1 & 2)
BRAINFADE – Snoring Sirens Never Sleep, demo 1991 (Tracks 3-7)
BRAINFADE – Kotol Collapses, rehearsals 1991 (Tracks 8 & 9)
SACERDOS – Join the Rotten Line, demo 1988 (Tracks 10-12)
SACERDOS – Fog of Misery, demo 1989 (Tracks 13-16)
SACERDOS – Sibelius puisto, Kotka, live 1990 (Tracks 17 & 18)

CD 2
BLASTDUST – demo 1987 – 1988 (Tracks 1-3)
IGNORANT WOODPECKER – demo 1991 (Tracks 4-8)
IGNORANT WOODPECKER – demo bonus, 1991 (Track 9)
IGNORANT WOODPECKER – demo 1992 – 1993 (Tracks 10-15)

CD 3
D.G.T. – demo 1987 (Tracks 1-4)
FOAD – demo 1990 (Tracks 5-15)
FOAD – Last Show, demo 3. & 10.7.1990 (Tracks 16-23)
FOAD – Last Song, demo 1990 (Track 24)
FOAD – Jämsä, live 14.4.1990 (Tracks 25 & 27)
FOAD – In loving memory of Aki “AXA” Juusti, R.I.P. (Track 28)

(May.18.2025)

型番	:Bestial Burst: (spdmtl)
販売価格	2,700円(税込2,970円)
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