日本のファンにもお馴染みのLAスラッシュお騒がせ番長 Katon W. de Pena氏率いるHIRAXの1stと2ndのカップリングCDが、ポーランドSelfmadegod盤で久しぶりに再入荷。


Tracks 1-14 : Raging Violence LP (1985年)
Tracks 15-22 : Hate, Fear And Power MLP (1986年)


PusheadとMad Marc RudeというUSHCの2大画伯巨匠による1st＆2ndのアルバム・アートや、EaracheのDig氏とHERESYのKalv氏の共同企画でEXECUTE, LIP CREAM, CONCRETE SOX, SACRILEGEといった壮絶なラインナップをそろえて実現した奇跡の日英米クロスオーバー・スラッシュCompilation FLEXI EP "Anglican Scrape Attic"にアメリカ代表として参戦した実績などから、日本では当時はハードコア・クロスオーバーなスラッシュ・メタルというイメージが強かったバンドですが、なんと言っても最大の特徴は、JACKSON 5メンバーが独り紛れてしまったようなVo.のKaton氏の強烈な個性でした。それは単に黒人メタル・ヘッズという希少なキャラクター性だけでなく、畳みかけるようなスピード感とタイトな演奏で引き締まったバックのスラッシュ・サウンドとは全く関係ないようなメロディーを、のど自慢大会のごとく気持ち良さげに歌い上げるボーカル・スタイルにも表れていました。ロゴ・デザインはTom G. Warriorだし、夢の共演をいろいろ実現させてきたのは、やはりKaton氏の愛すべきキャラに因るところだったのでしょう。1st, 2ndともに、自宅のレコード棚には絶対に置いておきたい名作です。

(June.29.2025)

型番	:Selfmadegod: (spdmtl)
販売価格	2,000円(税込2,200円)
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