今年2011年にリリースされて既に世界中のNWOTHMマニアを唸らせている話題の作品。UKランカスター出身へヴィメタル・バンドの1stミニアルバムです。専門的なことはよくわかりませんが、恐らく現代の録音技術なら後からでももうちょっとラウドなサウンドにできそうなモノを、まるでNWOBHMの発掘音源かのようなデコボコなバランスのスカスカ・チープなサウンドで仕上げてて、この時点で脱帽なのですが、哀愁メロディー全開の曲調がまた完璧な80年代初期大英帝国再現ぶりでコレは素晴らしい！！！こないだのデトロイトのBORROWED TIMEがUSエピックメタルのシケシケ叙情を土台にしてるのに対し、このELIMINATORの郷愁は生まれついてのブリティッシュの湿り気に満ち満ちています。初期IRON MAIDEN系の若々しくエネルギッシュでツイン・ギターのハーモニーもバッチリきまったへヴィメタル・ナンバーと、オールド・ハードロックを踏襲した哀愁に満ちた曲調でしっとり聴かせるナンバーの二通りのパターンを駆使して、終始切ないメロディーの連発でホント最高です。再発盤しか買わないくて、現行のNWOTHMバンドには興味ないって人にこそ聴いてもらいたい！！。そしてコブシを涙で濡らしてください！！！

(Oct.25.2011)

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