アナログ盤もリリースされました！！キング・オブ 80'sカルト・メタル・レーベル New Renaissance Recordsが輩出したバンドの中で数少ない評価の高いバンドであり、"Sludge Metal" という形容をイチ早く自ら使って、ドゥーム・メタルというサブ・ジャンルを確立させるのに重要な役割を担った伝説のピッツバーグ・スラッシュ・ドゥーム・メタル・バンド DREAM DEATHが復活してニューアルバムを発表！！！1stアルバムから25年以上ぶりとなる本作2ndアルバムは、バンド自身による自主制作でCDが先にリリースされていましたが、このたびSvart Recordsから限定500枚でLPリリース。そのうちのltd.200枚スモ―キー・グレー・ビニールでの入荷です。

ジャケがちょっとDREAM DEATHらしくない気もするので、まさかWFGの復活アルバムほどコケることはないだろうと思いながらもドキドキで到着を待ちましたが・・・これがもう、のっけから笑っちゃうくらいDREAM DEATH節全開のスラッジ・へヴィメタルでガッツポーズ級の大復活作DEATH！！！見事に80年代全盛期のラインナップが揃った再始動で、ベーシストは1stアルバム発表直後に参加した人、つまり後のPENANCEのオリジナル・ラインナップと全く同じです。しかし、これは明らかにPENANCEではく、DREAM DEATHのサウンドです。近年はドゥーム・メタルの始祖という称号とともに、CELTIC FROSTの影響を随所に感じさせるリフワークによるところから、"遅いスラッシュメタル" という見方も随分認知されてきましたが、WINTERやDIVINE EVEなどが切り開いた、CELTIC FROSTリフを退廃的スロウな手法で表現するのとは違い、DREAM DEATHのドゥーム・リフには、クサレ・スラッシュの熱さとアグレッションが充満していました。それが1曲目から惜しげもなく披露されていて、って言うか、これは過去曲のリメイクだっけ？と思うくらい、まんまドリ〜〜ム・デス！！って感じなのです！！ギターVo.とDOOMWATCHだった人とのツイン・ギターは、リフワークから音色まで、かなり1stアルバムに近いと私は思いますし、ドゥーム・メタルと呼ぶには展開が鋭くて攻撃的な、あの独特のスリリングな曲調を土台から支える生々しいドラミングも、実にDREAM DEATHらしいと思います。全カルト・メタル・ファン, スラッジ・メタル・ファン、スルーは絶対許されません！！！

(May.31.2013)

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