再入荷！ウォー・ブラック / ベスチャル・デスメタル・ファンにとっては、もう説明不要の2バンドでしょう。南半球オセアニアのデス・ブラックメタル・シーンは、オーストラリアのバンドの独壇場だった2000年代に、ニュージーランドから登場して、今や世界を代表するウォーブラック・メタル・バンドとなったDIOCLETIAN。そして、冷徹なエクストリーム・メタル・バンドが充実するUSポートランドから突如登場したバーバリック・バイオレント・メタル、WEREGOATによるSplit CD！！マスタリングはVASSAFORのV.K.氏が担当しています。このテのエクストリーム・メタルのノリに乗ってる2バンドなので、圧倒される凄い内容に違いはないですが、しっかりと聴きこめば、黒い轟音鋼鉄でも、スタイルの違いが見えてくるはずです。まぁ、聴きこむのは相当ハードだけどな！！

DIOCLETIANを聴くと、へヴィメタルはR&Rをルーツにしたものではなく、クラシックが源流だとする説が凄く納得できます。壮烈なドラミングの上で奏でられる曲は、デスメタルの陰鬱音階やブラックメタルの極寒旋律などではなく、オーケストラでも演奏されそうな、黙示録のごとく圧倒的な暗黒轟音！！他のウォーブラック系とは一線を画すスタイルと存在感がカッコいいです。

1stアルバムが世界中のベスチャル・デスメタラーに大絶賛されたWEREGOATは、ここでは1stアルバムよりも退化した、BLASPHEMYのスタイルを忠実に継承したようなサウンドを表現しています。そしてコレが凄まじい！！スロウ・パートもあるのでそこがリチュアルな部分を引きずってるとも言えるけど、とにかく野蛮！！原始的！！！2曲目なんて、モロにBLASPHEMYなリフも飛び出します。

とにかく、まぁ両方相当なモンなので、興味本位の人は覚悟してから聴いてください！！

(Sep.23.2013)

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