再入荷！

当店ではZUULとのSplit EPで取扱いが始まり、THIN LIZZYファンが聴いたら「ふざけるな！！」とレコードを叩き割るか、笑って応援するかどっちかのような曲がケッサクだったSplit w/ WINTERHAWK EPで強烈に存在感をアピール。そしてSUPERCHRISTのPlanet Metalが再発した Brutality Majesty Eternity CDですっかり魅了されてしまったシカゴ・ハードロッキン・へヴィメタル BIBLE OF THE DEVILの2012年作品CDです。

このバンドはギター・プレイだけでなくて、決して完璧なソウル・シンガー・タイプなどではないのですが、Vo.にも歌心が非常に強く感じられるのが魅力の一つです。Brutality Majesty Eternityを聴いた時からちょっと感じてたけど、このヴォーカル、時々すごくVic Bondiに似てます。へヴィメタル・ファンには馴染みのない名前だと思いますが、BOTDの地元シカゴで活動したハードコア・パンク・バンド ARTICLES OF FAITHのVo.だった人です。A.O.F.はそのインテリジェンスでエモーショナルなハードコア・サウンドで、あのP.E.A.C.E. Comp.のトップを飾ったUSHCレジェンド・バンド。ちなみに"ストリート・ハードコア・メタル"と名乗り、シカゴ・メタル・シーンの中でも社会派だったZOETROPEのTシャツも来てたりしてましたね、A.O.F.は。もちろん、ZOETROPEの1stアルバムのサンクス・リストにも、しっかりA.O.F.の名前が掲載されてました。

と、このアルバムを聴きながら妄想を脱線させてると、他アルバムでもキーポイントとなってる6曲目でまたしてもPhil Lynottスタイルで悩ましくエモーショナルに熱唱！！しかもここからTHIN LIZZYタイプ・ナンバー連発で、どちらかと言うと Thunder and Lightningアルバムでの雰囲気の重苦しい叙情に近い Can’t Turn Off the Sun, さらにイントロのギターフレーズでTHIN LIZZYファンは絶対シビレる、Jailbreakアルバムあたりを彷彿させる Yer Boyで完全に涙目ガッツポーズに！！

(July.23.2019)

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