再入荷！

名古屋のDEATHPEEDに続いて、Captured Recordsが遂に再発した、日本デスメタル黎明期を支えたバンド 東京のMESSIAH DEATHのコレクション・アルバムCDです。87年 / 88年 / 89年のデモ3種と89年のライブを収録した16曲入りです。UNHOLY GRAVE小松氏によるコメント掲載の帯付きです。

中心メンバーの小久保氏はDeathrash Mayhem ZINEというファンジンを発刊していて、日本でイチ早く海外のデス/グラインド・メタルの動向を察知していた人物として有名です。その小久保氏に海外シーンとのやりとりのノウハウを教えたというのが、CRUCIFIXIONというバンドのメンバーさんで、中学生時代にBATHORYのQuorthonと文通していたという、恐るべき元中学生です。このMESSIAH DEATHはゲストでCRUCIFIXIONのメンバーも参加していて、現ANATOMIAのTanaka氏がやっていたTRANSGRESSOR誕生にも大きな影響を与えたという、まさしく日本のファースト・デスメタル・バンドです。

小久保氏, Captured Records / GORGON / ABIGAIL etcのJero氏, ANATOMIAのTanaka氏によるライナーノートにもあるように、当時の西新宿は私のような田舎者にとっても凄く魅力的な街で、ロフトには1度も行かなかったけど毎週土曜日は西新宿に通い詰めていました。でも、Sword of Death to Thrash II CDに入ってるMESSIAH DEATHは、ハッキリ言って印象弱いんだよなー(BODY SNATCHERS, GABISH, 臨終懺悔が素晴らしい！)、と思ってたら、当時バンドに非常に近かった方からお聞きした話と、このCDの小久保氏のライナーノートでその理由が判明してスッキリしました。そして、このCDを再生してぶっ飛びました！！もうこれは、ドイツのPOISON, テキサスのNECROVOREに匹敵する、ブラックの始祖的存在としても極上カルトなデスメタルでカッコいい！！！６６６！！！SLAYERの影響がうかがえる1stデモから、DEATHやMASSACRE、そしてSEPULTURAなどの南米デス・メタルなども見据えたスタイルへと深化していく2nd〜3rdデモまで、とにかく真っ黒いデスラッシュで凄いです。たまげました。

Jacky Crust War氏もDeathrash Mayhem ZINEには当時大いに触発されたそうで、実際、(確か6号の）Deathrash Mayhem ZINEのサンクス・リストにJacky Crust War氏の名前も発見できます。5年くらい前からJero氏にこのCDの話を聞いてリリースをこの日まで待ち望んでいました。とにかくオススメのCDデス！！！

(April.13.2020)

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