元ENFORCERで、TERMINAL, CC COMPANY, DEAD LORD, etcでお馴染みのTobias Lindqvist氏が、TRIBULATIONメンバーを従えて始めたスウェディッシュ・ヘヴィメタル・バンドの、2023年発表2ndアルバム。1stアルバムは小刻みにプレスされるたびに盤色が変わってコレクターを楽しませましたが、このLPは限定バージョンの類は存在せずブラック・ビニールのみ。レーベルでは販売は終了したそうですので、まだ入手されてなかった方はこの機会に。

GOTHAM CITYや初期LEVITICUSなどに代表される母国語詩ボーカルのSvensk Metalに変化はありませんが、前作までのHEAVY LOAD系エピック・メタル土台から、曲によってはちょっとEUROPEや（ノルウェーだけど）初期TNTみたいな透明感の強い哀愁ギター・メロディーも聴かせたりして、80年代風味を見事に維持しながら洗練されたAORメタルっぽさも感じさせ、我々昭和世代のハートを掴んで離しません。しかしながら、母国語詞ボーカルが乗ると、やはり北欧メタル・プライドのクサレ・エピカスが一気に充満。したがって今回も200%ピュアSvensk Metalが堪能できます！！

(Jan.18.2025)

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