発売中！2015年に2度目の来日も果たしたLAのハードロック・パンク THE SHRINEの、Century Mediaと契約して発表した3rdアルバムです。ヨーロッパ・バージョンのCDは11曲入りで、トリプル・フォールドのデジパックになっています。

Century MediaはTHE SHRINEまで手を出したか、と最初は思ってしまったけど、昨年2015年のツアーはC.O.C.とCLUTCHと一緒に廻って、そのままMOTORHEAD主催の一大フェスティバル Motorboatにまで参加していたので、パンクスもメタルヘッズも一緒に楽しませたいと考えてる（であろう）彼らには、この展開は大正解ではないでしょうか。しかもそんななのに、2度目の来日もデカい会場にしたりせず、DIYなツアーで生音のフロアで演奏してくれたりするところも素晴らしいです。

70年代ハードロックの方法論の上で、伝統芸を継承せずに破壊的精神をLAパンク・シーンで爆発させたようなBLACK FLAGに始まり、1990〜2000年代にグランジ世代がひた隠したハードロックの基盤を、2010年代のアメリカン・アンダーグラウンド・シーンでは堂々とパンクと一緒くたにブチまけるのがクールな風潮となったわけですが、その一番の成功例がこのTHE SHRINEではないでしょうか。90年代だったら化石と嘲笑される古臭いハードロックを愛して育ってきたことに微塵のコンプレックスも感じることなく、ヴィンテージなR&Rとパンクを仲間と一緒に楽しむ術を身に付けた、まさに古くて新しいハードロッキン・パンクの王道を確立していて、音楽性は古臭くとも痛快さが全編に渡って充満しています。SUPERSUCKERS, NASHVILLE PUSSY, FU MANCHUなどのファンにも聴いて欲しい、パンク・シーン叩き上げの王道アメリカン・ロック！！

(May.21.2016)

» 特定商取引法に基づく表記 (返品など)

この商品について問い合わせる
この商品を友達に教える
買い物を続ける