Satanic Skinhead Propagandaからデビューして地下シーンで話題を呼び、ベース＆Vo.担当のAlal'Xhaaszturが故Tregendaの後釜としてBLACK WITCHERYにも一時参加してブラック・メタル・ファンに広く注目を集める存在となったUSテキサスのNYOGTHAEBLISZが、待望の1stフルレングス・アルバムをリリース。

黒頭巾姿のブラック・メタル・ファッションが近寄りがたい極悪なオーラを放っている通り、INTOLITARIANやSSP関連バンドのファンは必聴の凶暴極まりないサウンドです。ひたすらバイオレント・ハーシュなカオティック・ノイズコア・ブラック・メタル・グラインドは、ローファイではなく、リチュアル・ノイズコア・ベスチャルとでも呼べそうな極悪さを感じさせます。"Crust"の頃のSARCOFAGOのようなパワー・エレクトロ・ソニックな感触と、BEHERIT影響下Raw War系のミックスのようなイメージを抱いていたけど、こうしてフルレングス作品で聴くと、一番近いのはKNELT ROTEのようなノイズコア・グラインドとデス・ブラック・メタルの交配バンドかも知れません。カオティックなのにリチュアルなムードが漂うのも独特です。もう3年くらい前だけど、NWNオーナーが初めてライブ見た時、「近年出てきた新しいバンドで最もいい！ライブもレコードよりいい！」と、いたく気に入ってしまったのも納得です。Hells Headbangersに持っていかれましたが、NWNファンも必聴！！

(July.18.2020)

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