スピットボーイのルール 人種・階級・女性のパンク BOOK

Category : Punk , BOOK, VHS, & DVD



MDCシンガー David Dictor氏の自伝本日本語版に続く、ポリティカル・パンク・ファンジン DEBACLE PATHの鈴木智士氏(ex.無我, ex.TECHNOCRACY, ex.VOCO PROTESTA, etc)によるパンク自伝本日本語版の第2弾はSPITBOY!!

SPITBOYが現在の当店のお客様に果たしてどれだけ認知されているかわかりませんが、あの時代のパンク・シーン、及びインディペンデントなシーンを踏み台にして音楽業界が取り込んでいった、グランジやミクスチャーなどのストリート発信のムーブメントを当時肌で感じていた音楽ファンならば、なかなか楽しめる本ではないかと思います。その反面、そういった音楽に馴染みのない人(当店の場合、例えばメタルだけ、あるいはジャパコアだけ、というふうに聴いてきた人)、または世代的にリアルじゃなく昔話のように触れるしかない人にとっては、正直言ってチンプンカンプンかも知れません。ただ、それは音楽書籍としての前提で、性や人種など様々なケースで永遠に存在する差別という社会問題に関心がある人ならば、ライオット・ガールやセルアウトといった、最近耳にすることが減った用語をいちいち調べていきながらでも、面白く読んでいく事が出来る本ではないかと思います。


スピットボーイのルール 人種・階級・女性のパンク
ミシェル・クルーズ・ゴンザレス著
「私の身体は私のもの」をスローガンに、1990 年代のアメリカで活動し、今日に至るまで世界中のパンクスに影響を与え
続ける、メンバー全員女性のフェミニスト・ハードコア・パンク・バンド Spitboy(スピットボーイ)。そのドラマー、ミシェル・
“トッド”・ゴンザレスの 2016 年発表の自伝の日本語版が登場。
ミドルクラス白人男性が支配的なアメリカのパンク・シーンにおいて、チカーナ(メキシコ系アメリカ人女性)として、ミソジニ
ー、セクシズム、レイシズム、暴力に正面から立ち向かい、日本を含む世界中をツアーで駆け巡り、女性の居場所を創造
し、またその過程で有色パンクとしてのアイデンティティを探求した、ひとりの女性パンクロック・ドラマーの苦闘の記録。
まえがき:ミミ・ティ・グエン、マーティン・ソロンデガイ(Los Crudos, Limp Wrist)
女性である「私」のパンク―解説に代えて:ERIKO(M.A.Z.E.)
鈴木智士 訳
カバーデザイン:大田まさ子
四六判 並製 224 ページ
日本語
1,700 円+税
ISBN978-4-9910725-4-3
2021 年 7 月 23 日発売

(インフォメーションより)


(July.21.2021)

型番 :Gray Window Press: (bkdvd)
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1,700円(税込1,870円)

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