再入荷お待たせしました！！年末特有の長旅にハマって時間掛かりましたが、全種バージョンで再入荷しました。

素晴らしい内容でありながら誰にも知られることなく埋もれているブラック/デス/ドゥーム・メタル音源を発掘してリリースするRotting Miseryが、またしても極上のオブスキュア・デス・メタルを再発してきました。同名のグループがコブレンツにも居るそうですが、フィリップスブルクという町で1990年前半に存在したこのSTIGMATIZEDは、1992年に残した本作4曲入りデモしか記録が残っていないミステリアスなグループながらも、90年代初期デス・メタル・デモとして完璧なサウンドを聴かせてくれます。これは黎明期から追ってきた真性デス・メタラーもちょっと驚きのクォリティーなのではないでしょうか？

メンバーの経歴を探っても他のバンドとの接点やシーンでの交流なども全くヒットしないので、オリジナル・カセットのスリーブを復元したレプリカ・インサート裏面に掲載の、メンバー自身によるライナーノートを、ドイツ語だけど頑張って一字一句拾っていくと、PYOGENESISなんかとは共演してたっぽいのはわかりました。そしてこのバンドとデモのクォリティーの高さを証明する事実も見つかり、SINISTER "Cross The Styx"やATROCITY "Todessehnsucht"といった名作を担当したプロデューサーのFalk Gruber氏が本作デモのレコーディングを担当し、イントロのピアノもFalk Gruber氏によるものだそうです。さらに今回の再発のマスタリングは、ドイツで現在最も信頼されるヘヴィメタル・エンジニアの一人、Patrick W. Engel氏が運営するTemple Of Disharmonyスタジオで行われていて、貼ってるサンプル動画よりも抜群に高音質で再現されています。

そして内容がとにかく素晴らしい。もの哀しいイントロからドゥーミィーなパートへと展開して、アグレッシブな本編へとなだれ込むところはかなりPURTENANCEを彷彿させ、低さを維持しながら起伏に富んだ展開で迫り来るグルーヴ感はCONVULSE的でもあり、王道のフィンランド・スタイルかと思いきや、直線的な疾走パートはDISMEMBERやENTOMBEDなどのスウェディッシュ・デス・メタル・ファンをも魅了するダイナミズムで、スカンジナビアン・デス・メタルの良いトコどり且つ完成度の高さに驚愕！！ドイツ語ライナーノートを書いてるベーシストはキーボードも少し取り入れていて、PARADISE LOST風ゴシック・デス・メタル・パートも聴かせます。

たぶん今まで日本でRotting Miseryをマメに入れてるところはほとんどなかったと思うので、これまでも実質BOY独占流通に近い状態でしたが、今回の再発盤はインフォメーションもらってチェックして、その素晴らしさにゾクゾクしてしまったので、すぐに日本での独占流通を自ら名乗り出てしまいました。ブラウン・マーブル・ビニール/レッド・ビニール/ブラック・ビニールの各100枚プレスで限定300枚。同じプレス枚数でもどうしてもカラー盤に人気が偏りがちなので、黒盤は少し安くしました。デモ・アートのステッカーも付きますが、レーベルのステッカーも数種もらったので今回は一緒に入れておきます。オリジナル・デモのスリーブはモノクロらしいんですが、それをカラーで復元したジャケットも完璧。お客さん続々脱落してるさなかに売れ残るの覚悟でガッツリ仕入れたけど、それくらい絶対的にオススメdeath！！

(Dec.17.2023)

型番	:Rotting Misery: (blkmtl rcmnds)
販売価格	3,000円(税込3,300円)
購入数
盤色	RED VINYL BROWN MARBLED VINYL BLACK VINYL

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