F.O.A.D. Recordsによる発掘再発盤各種が到着したのですが、「無名ながら激烈」という点に於いて今回は過去に例を見ないほど濃厚なラインナップです。日本のGAMVETTAが一番注目度が高く、と言うか、それ以外の3種は恐らく誰も知らないバンドばかりなのではないでしょうか？しかしインフォメーションやトレーラー・サンプル動画をチェックすれば、深海魚リイシュー発掘マニアなら興奮を禁じ得ないことでしょう。こちらはともにイタリアの2バンドによるSplitで、かろうじてメタルのMORBID AGRESSIONも、かろうじてハードコアのSONIC TERRORISTも、それぞれのジャンルの極北ノイズといった感じのサウンドが楽しめます。限定300枚のうちのltd.100枚ダイハード・スモーク・グレー・ビニールで入荷しました。


SIDE A : SONIC TERRORIST "Epileptic Death" DEMO 1989
SIDE B : MORBID AGRESSION "DEMO 1987"


MORBID AGRESSIONはライダース・ジャケットに袖切Gジャン重ねたメタルヘッズ・ファッションだけど、「ハードコア版のSODOMとか、メタルを強めたUNSEEN TERRORのようなサウンドを目指した」とインタビュー・ライナーノートで語ってる以上のノイズっぷりで、ジャーマンPOISONやコロンビア・ウルトラ・メタルがもっとハードコア・ノイズ化、とでも言いたいデタラメ・ノイズ＆デストロイ・メタル！！デモのジャケではWHITE PIGSのブタを無断使用し、メンバー・クレジットはドラムの名前がチャステインで、ボーカルはジェロ・ビアフラと、やりたい放題。片やSONIC TERRORISTは、ノイズコア・グラインド・マニアも失禁級のスピード・ノイズだけど、当時交流のあったのはデス・メタル/グラインドのバンドばかりだったからか、ノイズコアなのにショートカットじゃないのが新鮮です。デス・メタル・シーンに居て、SORE THROATに強く影響されたノイズコアをやってた、といったスタンスだったみたいで、こちらもコロンビア・ウルトラ・メタルと共通するアナーキーさを感じさせます。

このライナーノートには掲載の両バンド・メンバーへのインタビューが載ってるんだけど、MORBID AGRESSIONにはCHILDREN OF TECHNOLOGYシンガーのアストルフィが、そしてSONIC TERRORISTにはF.O.A.D.オーナー/CRIPPLE BASTARDSのジュリオがインタビューしてて、両氏とも興味津々で探りを入れてるので、母国でも非常にミステリアス・カルトなグループだったようです。メタルもハードコアも、崩壊ノイズ好きは必聴＆Diiieee！！

(June.4.2023)

型番	:F.O.A.D.: (blkmtl extrm)
販売価格	3,000円(税込3,300円)
購入数
盤色	DIE HARD SMOKEY GREY VINYL

» 特定商取引法に基づく表記 (返品など)

この商品について問い合わせる
この商品を友達に教える
買い物を続ける