発売中！USミシガン・メタル・シーンの兄貴分 SAURONギタリストのVictor Ruiz氏が運営するDystopian Dogs Recordsから、レーベル史上もっともsickな作品となるCDがリリース。1980年代後期から1990年代前半にかけて活動したミシガンのグラインドコア・デス・メタル・グループの全21曲入りディスコグラフィー・アルバムです。当時発表したデモ2種と、未発表/アウトテイク/リハーサルを収録して、全16ページのブックレットには、ライナーノート/インタビュー/写真を多数掲載。ミシガン・グラインドコアと言ったらキングス・オブ・グラインドコアでもあるREPULSIONが普通は真っ先に思い浮かぶわけですが、このバンドももちろんREPULSIONと共演していて、ブックレットには共演フライヤーや、REPULSIONギタリスト Aaron Freeman氏がこのバンドのTシャツを着ている写真も掲載。なかなか充実した、見ていて楽しいブックレットに仕上がっています。


Tracks 1-5 : S/T Demo 1991
Tracks 6-11 : God's Vomit Demo 1990
Tracks 12-17 : Orgy Of Blood / Basement Tape 1989
Tracks 18-21 : God's Vomit / Outtakes / Rehearsals 1990


初期アメリカン・ローカル・グラインド・デス・メタルの典型的スタイルながら、偉大なレジェンドである地元の先輩からの良い影響もあって、Wild Ragsからリリースされた91年の2ndデモは、CANNIBAL CORPSEとREPULSION大好き！って感じの好内容に仕上がっています。1stデモはサンプリング・ドラムで感触もブルデス感が強いけど、OSDMリフ多用の曲もあり、89年のリハーサル音源になると、SLAYERやDEATHなどの影響下スタイルからグラインド化していったのがうかがえます。グラインド・ファンから初期デス・メタル・マニアにまでオススメの発掘リリース！！

(Feb.4.2024)

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