発売中！フィンランド・デス・メタル SACRED CRUCIFIXのコンピレーション・アルバム第2弾。インナーにはメンバーのインタビューや当時の写真とともに、Chris Moyen氏が1991年にこのバンドのリリース用に提供したアートワークも掲載。このアートは後にフランスのデス・メタル・バンド DISABLEDの1992年デモ・カバーとして陽の目を見ました。そのバンドは、過去にコンピレーション・アルバム2枚組CDが入荷していましたね。Chris Moyen氏の弟がやってたバンド、と言えば思い出す人もいるはずです。限定500枚ナンバリング入りで、カラービニールなどの限定バージョンは存在しません。


Tracks 1-5 : Promo 1991
Tracks 6-9 : Rehearsal 1993
Track 10 : recorded in 2005 with the original line-up


80年代後期の音源をまとめたコンピレーション・アルバムVol.1は、前身バンドのCRIMINAL ASSAULTのスラッシュ基盤のスタイルから、徐々にデス・メタル・テイストを強めていった様がわかる内容でした。このVol.2で聴ける音源の頃になると、すっかりデス・メタルとして完成されていて、DEATHやOBITUARYなどのUSデス・メタルに影響されたスウェーデンの初期デス・メタルに通じるところもあるし、CONVULSEに代表されるフィンランド・デス流の暗さも全編に漂います。そして元々スラッシュ・メタルだったという要素も絶妙なバランスで残っていて、疾走パートはドイツやオランダの同年代デスラッシュ・メタルにも似た突進力があります。北欧デス・メタル、初期デス・メタル、そしてオブスキュア・ユーロ・デスラッシュ・メタル好きなマニアにもぜひチェックしてもらいたい音楽集death！！

(Feb.14.2024)

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