デンマークを活動拠点とする3人組グラインドコア・デス・メタル・バンドの1stフルレングス・アルバム。ベーシストのMalik Camlica氏はex. BURIAL INVOCATION / 現HYPERDONTIA / 現DIABOLIZERの人物で、2014年からコペンハーゲンに移住しているようです。ドラマーはTAPHOSなどをやっています。円安はもとより、イギリス・ポンドもまた凄く高くて、今回のMSUO入荷は今までにない高額になってしまったけど、このLPは黒盤含めてすぐにレーベルで完売してますので、MSUOファンは踏ん張って入手しておくことをお勧めします。

イントロ無しのいきなりフルスロットルでスタートしてくるので、今までよりも荒々しい印象もありますが、やはりHYPERDONTIA並みにキレキレの演奏力の方が、lowな感触を上回っていて、グラインドコア・ファンから、ターキー・デス・メタル信者にまでお勧めたくなるようなハイパー・ハイクォリティ・ゴア・デス・グラインドが楽しめます。テクニカルな完成度を増した初期CARCASS、またはゴア・グラインドに浸食されたMORBID ANGEL, IMMLATION影響下現行OSDMのような感触、あと、ちょっとSLAYERっぽいパートとかエピックなギターとかも飛び出すあたりも面白いというか、サラッと高度なことをやってのける実力の高さが随所に現れています。

(June.24.2024)

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