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Rotthenness RecordsやLofty Storm Recordsといった初期グラインド・ゴア・デス・ファンには懐かしいカルト・レーベルからの作品がマニアには良く知られているブラジルのROTTING FLESHのディスコグラフィー・アルバムが、F.O.A.D. RecordsとNuclear Abominations Recordsのイタリア2レーベルの共同で初ヴィニール化再発。Nuclear Abominationsはカルト・レーベルと言っても良いラインナップが揃う老舗だけど、カルトで老舗ゆえになかなか面倒なところだったので、この共同プロジェクトはナイスです。限定300枚プレスで、今回はそのうちのLTD.100枚帯付きダイハード・グレー/レッド・ビニールで入荷しました。


Tracks 1-11 “Submandible Linphatic Muscles" MCD1994
Tracks 12-21 ”Infanticious Monstrosities" 7'EP 1993
Tracks 22-26 ”Thoraco-Abdominal Traumatism... - Studio Rehearsal 1994
Tracks 27-33 ”Horrorific Atrocities Rehearsal" 1991
Tracks 34-35 Live in Araraquara 1993


数年前にCDで入荷して、この強烈なジャケのインパクトもあってヒットした南米グラインド再発モノです。まさにこれぞ初期デス・グラインド！なサウンドですが、こういうスタイルがブラック・メタル系リスナーのノイズコア好きなファンにも近年非常に人気が高まっているのは完全に納得できます。NAPALM DEATHやCARCASSに影響されたグラインドコアに、その地域独自のテイストもミックスしてるので、このROTTING FLESHの場合は、後半に収録されている初期音源はかなりデス・メタリックなリフも飛び出し、なおかつ録音状況や純粋に生活環境が悪いのがにじみ出ていて、初期はブラジルNECROBUTCHERなどのデスコア・グラインド・メタル、そして徐々に日本GORE BEYOND NECROPSY, コロンビアCONFUSION, ベルギーAGATHOCLESのようなノイズコア・デス・グラインド色が増していきながらも、全編に渡って南米特有の治安の悪さが強烈に漂います。そしてこの最凶ジャケですから、ヒップなサグい感じが出る前のBRUJERIAの1stまでが好きだった人にもオススメDieeeggghhh！！！

(Sep.29.2024)

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