初期ボストン・ハードコア・パンクを代表する名作の一つ、Department Of Youth Services略してD.Y.S.の、オリジナルは言わずと知れたX-Claimから1983年に発表された1st LPが、40周年記念盤としてBridge Nineから再発。オリジナルの10曲にボーナスで"Wolfpack"を追加した全11曲を片面に収録し、B面はシルク・プリントが施されています。初回の1000枚は早々に完売して、すぐに追加で2000枚プレスされ、う〜ん、、入れようか、どうしようか、、とずっと悩んでましたが、初回のltd.700枚レッド・ビニールがまだ少しあったので入荷させました。

後にDCに戻りDAG NASTYでエモーショナルなメロディック・パンクを歌い上げるDave Smalley氏が、大学生の時にボストンで3年間だけやってたバンド。この1stは後にTaang! Recordsが曲を追加し、ジャケとタイトルも”Wolfpack"と変えてリリースして90年代も親しまれてきたけど、X-Claimのオリジナル・バージョンは80年代から非常に入手が困難なレア盤でした。

SSDにいろいろアシストしてもらってたとはいえ、よく怒られなかったな、と思うくらいまんまSSDな”More Than Fashion"に代表されるSSD直系のハイテンション・ハードコア・サウンドと、"Wolfpack"ジャケにも選抜された写真で子供のように躍動するDave Smalley氏とJonathan Anastas氏のパーカー/短パン/Nikeファッション、あとこのタイトルなど、その後のSxEx/ユースクルーの原点とも言われるほどUSHCに大きな影響を与えた作品です。Dave Smalley氏の影響力はLate 80's UKHCシーンにまで及び、DYSの話じゃないですが、DAG NASTYの1stがUKメロディック・ハードコアに与えた影響も、本作の影響力に匹敵するものでした。

(Jan.7.2025)

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