再入荷！

VORUMのドラマーだったMikko Josefsson氏とギタリスト Jonatan Johansson氏が、VORUM解散後すぐに始めたフィンランドのブラック・デス・メタル・バンドの10曲入り2ndアルバム。VORUM最期の作品となったCurrent Mouthから、このCONCRETE WINDSに発展して2019年に発表した1stアルバム Primitive Forceまで、その凶暴性とカオスは全く衰えてこなかったけど、この2ndアルバムはさらにそれ以上の狂気とインパクトに満ちていて、とにかく凄い、、、凄すぎる！！！

MORBID ANGELミーツREVENGE状態のサタニック・グラインディング・デス・メタルに、ギターのJonatan Johansson氏が参加しているスウェーデンのDEGIALにも通じるVOIVOD風味もミックスしたような基本形は変わりませんが、「78回転で再生したREPULSION」とか、「狂犬病に感染してしまったTERRORIZER」など、面白い例えで解説しているレーベルのインフォメーション通りで、暴走などと言う形容とは異質の狂ったスピードと、人力エクストリーム・メタルとしてのダイナミズムの極限を見事に両立させたサウンドは、もはやPIG DESTROYERなどのヘイトレッド＆インセインなグラインドコア好きな人もメッタメタに八つ裂きにされるであろう所まで来ています。フィンランド・エクストリーム・ミュージックならではの精神病質を攻撃性に転嫁して外に向けたスタイルは、SONIC POISONやWARFARE NOISEなどの現行フィンランドOSDMバンドが打ち出しているグラインドコア・プライドともちょっと異なり、眺めているこっちの方が精神に異常をきたしてきそうな本作のジャケット・アートからは、OKSENNUSのサイコ性も思い起こさせます。まさにタイトル通りの、精神が虐殺される、カオスとバイオレンスとサイコが交錯した究極のグラインドコア・デス・メタル！！

(April.1.2025)

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