東京ハードコアの初単独作ミニアルバムは、バンド名から受けるキャッチーなイメージをぶち壊す激烈な作品です!! 所謂ニュースクール・ハードコアのブルタリティーを基盤にしていますが、ブラストビート、ビートダウン、スラッジ・スロウ・パート等のエクストリーム・メタルコア/パワーバイオレンスのあらゆる要素を吸収して、ハードコアなラフでノイジーなサウンドで表現しています。ニュースクールやパワーバイオレンスと言った形容よりも、ただ純粋にブルータルなハードコアを追求したサウンドと捉えるべきでしょう。そして殺伐とした雰囲気が強く、"イーヴィル&ファニー・ブルータル・ハードコア"のキャッチコピーにある、ファニーなムードはサウンドからは殆ど感じませんでした。ジャケ・デザインは極悪メタルコア御大 INTEGRITYのDwid氏によるもので、彼だから許されるアートワークからは唯一ポップなジョーク・センスを感じますが、サウンドはイーヴィル&カオティックで非常に凶烈です。細かいこと抜きに、アンダーグラウンドでエクストリーム・ブルータルなハードコアに飢えてる人はぜひ聴いてみてください!!!

(May.1.2011)

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