またもやマニア感涙のフィンランド･デスメタル再発盤登場!! 当時を知るファンなら､これはもうカユイところも充分かいて､かゆくないところまで手を伸ばしちゃったみたいにも感じちゃう再発かも知れません｡ANATHEMAの初期EPなどもリリースしてたWitchhunt Recordsから12"を出してたので､ロゴに見覚えがある人もいるでしょう｡その91年12"は､フィンランド特有のドゥーミーなデスメタルがアヴァンギャルドな要素を強めたようなサウンド｡しかし89年/90年デモは完全なデスラッシュ･スタイルで予想以上にカッコよくてビックリ!!! 特に89年1stデモは､PROTECTORなどのジャーマン･スラッシュ好きにもオススメできる猪突猛進デスラッシュで大変グッドです!! この時代のフィンランド･デスメタルらしい末路を辿った､後期のロック化したデスメタル･サウンドも実に興味深いです｡このテのデスメタル･バンド末期症状､実は嫌いじゃない人ってけっこう少なくないと思うのですが､ダメでしょうか? 89/90/95/06/07/08の6本のデモと91年ミニアルバムを収録した､おそらくコンプリートな全26曲入り2枚組ディスコグラフィー!!!

(May.1.2011)

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