CATHEDRALが活動を停止して、ギターのGaz Jennings氏が始めた女性Vo.ドゥーム/へヴィメタル・バンドの2曲入りデビュー7"EPです。女性Vo.とドラマーはI Hate Recordsからデビューして後にRise Aboveと契約したベルギーのドゥーム・メタル・バンド SERPENTCULTのメンバーで、ベーシストもベルギー人なので、イギリス＆ベルギーの混合編成と言うより、割合で言えばベルギー人の占める率が大きいのですが、やはりGaz氏が中心となって結成されたバンドのようです。Rise Aboveからのリリースで、2曲とも1stアルバムには未収録です。

タイトル曲はまさにCATHEDRALの女性Vo.版と言った感じのナンバーで、Gaz氏らしさが良く出たサウンドだと思いますが、SERPENTCULTとその前身となったTHE PLAGUE OF GENTLEMEN仕込みのコシの強い重厚グルーヴも、このバンドの音楽性にはピッタリだと思います。女性Vo.ドゥームと聞くとウィッチなキャラのオカルトなモノを求めがちだけど、このタイトル曲でのMichelle NoconさんのヘタウマなVo.は、まるでLee Dorrianに張って向かったようなスタイルなのも面白いです。むしろB面のSeven Flamesの方が、THE OATHやLUCIFERに通じるMERCYFUL FATE基盤の曲調で、より広い層のメタルヘッズにアピールするナンバーとなっています。

(Sep.18.2014)

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