ヴィンテージ・ロックからD-Beatパンクやエクストリーム・メタルまで、興味深い作品を各種リリースするElectric Assaultが、SECOND SONなるスウェーデンのフォーク/スペース・ロック・バンドの2014年録音8曲入りデビューLPをリリース。Electric Assault Recordsは、NYらしいボーダーレスな感覚のレーベルだってのは知ってましたが、通常は当店では扱わないようなジャンルの人達の間でもけっこう注目されてるレーベルのようでして、田舎モン丸出しの言い方しますと、リリースによっては渋谷系？方面でもヒットしてるレコードなんかもあったりするようです。ただ、Electric Assaultが流行りものに飛びつくだけのトレンド・レーベルとちょっと違うのは、ちゃんとリリースする経緯に筋道が通っていて、このSECOND SONの中心メンバーでギター＆Vo.を担当する人は、今日本でも話題騒然のデス・メタル・バンド TRIBULATIONドラマーのJakob Ljungberg氏。ベルボトムで口ひげの、いちばんサバスとかPENTAGRAMっぽいルックスのあの人です。サウンドも、Jakob氏のルックスと現在のTRIBULATIONの深化をダブらせて考察できるファンならば、間違いなく楽しめる内容のヴィンテージ・ロックです。

とは言っても、このテは全くの門外漢なので知ってるバンド名を羅列してなんとかイメージしてもらうしかないのですが、現行バンドならば、WITCHCRAFT, NOCTUM, GRAVEYARDなどのスウェディッシュ・ドゥーム・ハード・ロックと共通する感性を、スペイシーなシンセサイザーも乗せて、HAWKWIND, JETHRO TULL, NEKTAR, etcのプログレッシブ・ロックにより近づけたような感じでしょうか。とにかく聴いてて心地よすぎて、店で聴いてたらウトウトしてしまいましたし、早速店内でご注文/確保していかれるお客さんもいましたので、こんな解説読んで悩む必要なく、クォリティーについては間違いナシです。写真を見るとシンセ担当は女性だし、他メンバーもREPUGNANTのTシャツ着てたりするところも興味津々です。

(Sep.18.2015)

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