PARABELLUM, RESTOS DE TRAGEDIA, R.A.M.O.N, etcの名だたるコロンビア・カルト・メタル/スラッシュ・バンドで活動し、1984年にコロンビア・メデジンで巻き起こった一大崩壊鋼鉄ムーブメント、通称 "ウルトラ・メタル"の仕掛け人とも言われるRamon Restrepo氏の御存知BLASFEMIAの近年音源コンピレーションLPが、I Hate RecordsとTo The Deathのスウェディッシュ・メタル老舗2レーベルの共同でリリース。2015年に限定100枚のCDRでリリースしたR.A.M.O.NとのSplitに提供したスタジオ音源、プラス、2018年にひっそりと自主リリースしていた最新アルバム Mundo que apesta a rata muertaから抜粋してボーナス収録した10曲入り。限定300枚プレスで、ltd.200枚ブラッド・レッド・ビニールとltd.100枚ブラック・ビニールの2種入荷しています。

1988年発表のGuerra Total MLPは、ファズ・ギターで刻むノイズ・サウンドによる曲は一体何を表現したいのかわからず、そして演奏レベルは小学校の鼓笛隊以下のような凄まじい内容でしたので、さすがにあの状態からは各段に進歩を遂げています。と言っても、30年も前の話ですからね。そりゃ2010年代にまだあのまんまの音でやってたら、ヘヴィメタル・シーンに於けるセンチネル族と言ってしまいたいほどの進化の拒絶となるわけですが、R.A.M.O.Nよりも気持ちスラッシュ・メタルやハードコアらしさは真っ当で、B面最初の曲なんか、ブラジルR.D.P.の南米スラッシュ・テイストと欧米クロスオーバー・インフルエンスが絶妙だった2ndアルバムの曲にも似ていてカッコイイです。南米ロウ・スラッシュ好きならば、メタル・ファンにもハードコア・ファンにもオススメdeath！！しかし、このサンプル動画サムネにもなっている2018年アルバムのジャケは、見れば見るほどアーティスティックに意味不明です。。。

(June.8.2022)

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