再入荷！

BLACK UNIFORMS解散後にCliff Lundberg氏と故Andy Rydell氏らが始動させたスウェディッシュ・ハードコア・パンク・バンド DRILLER KILLERの初期シングル・コンピレーションCDが、帯付デジパックCDでBlack Konflik Recordsからリリース！！ライブもボーナス収録した全18曲入り。

当初はCliff氏はギターを担当していて、初代のシンガーはDistortion RecordsのMats氏でしたが、Mats氏離脱後の2ndアルバムからCliff氏がVo.も兼任。Osmose傘下のハードコア・パンク/スラッシュ・メタル系中心レーベル Kron-Hから本作3rdアルバムを発表した頃には、完全にVo.オンリーの専任シンガーとなって、Andy氏がギターに復帰しました。なので、DRILLER KILLERも曲調はけっこうBLACK UNIFORMSに近いところがあるんですが、BLACK UNIFORMS時代に聴かれたアキラ・タカサキみたいなメロディック・ソロやMETALLICAのパクリみたいな、歪んだ上昇志向はもうありません。「BLACK UNIFORMSでクロスオーバーにチャレンジして、もしかして俺らもENGLISH DOGSくらいまでにはなれるかと思ったけどダメだった。でも俺達にはハードコアしかない！」なんて姿勢を自分はいつも妄想してしまうんだけど、この、良く言えばライフワーク、悪く言えばその場のノリで適当に乗り切る不良スタンスが、90年代バブリーなダイナミズムと絶妙にマッチしてたのが、DRILLER KILLERの魅力なんではないかと思います。

あと面白い話を聞きまして、ドゥーム・メタルにドハマりした頃のDISCLOSE川上氏が、MOURNFUL CONGREGATIONにラブコールを送ってDISCLOSE音源をプレゼントしたら、「ありがとう。でも、俺はDRILLER KILLERみたいなサウンドの方が好きなんだ」と言われたそうです。自らはロウファイ・プリミティブなタイプのD-Beatを追求しながらも、同時代スウェーデンのDistortion Records系大味ブルータル・メタリックなdisコアも熱心に聴いて好きだった川上氏は、恐らくガッカリするどころか、むしろMOURNFUL CONGREGATIONがDRILLER KILLERを聴いているという事実に喜んだのではないでしょうか。Beat The Bastardsの頃のEXPLOITEDなんかもエクストリーム・メタル・ミュージシャンにけっこう人気高いんですが、このMOURNFUL CONGREGATIONの逸話や、Osmose傘下Kron-Hが契約した点などからも、DRILLER KILLERは海外エクストリーム・メタル・ミュージシャンが思い描くハードコア・パンクスのイメージを体現していたバンドだったのかと思います。


L.I.F.E EP (1995年)
1. L.I.F.E
2. Nitad ( Moderat Likvidation)
3. Food For Worms
4. When The Innocent Die ( Anti Cimex )

Split EP w/ INSTINCT (1998年)
5. 10 Timmar ( Moderat Likvidation )
6. Once Again
7. Decontrol ( Discharge )

What Goes Around Comes Around EP (1999年)
8. Skin And Bones
9. Alcoholocaust 99
10. The No Good People
11. The Final Solution

Live 1994-1995
12. Bombs Away
13. Who?
14. Up Your Arse
15. Legacy Of Anger
16. Alcoholocaust
17. Nailbiter ( Anti Cimex )
18. Killer With A Badge

(Jan.8.2024)

型番	:Black Konflik: (oldsclpnk)
販売価格	2,000円(税込2,200円)
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