VIO-LENCE - Kill On Command : The Vio-Lence Demos 2CD

Category : Metal , CD

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発売中!ベイエリア・スラッシュ・メタル・ファンには絶大な人気を誇りつつも、デス/ブラック系アンダーグラウンド・エクストリーム・メタル・バンガーズや、ハードコア・パンク寄りクロスオーバー・ファンには拒絶反応を起こす人も少なくなかった、ベイエリア・スラッシュいちの異端、VIO-LENCEのデモ集コンピレーション・アルバムが、オランダVic Recordsからリリース。CDは1988年ライブと1993年デモを収録したボーナスCD付き2枚組で、ディスク1自体も初代シンガーの時のリハーサル音源(音質はかなり厳しい。これはしょうがないですね)などがプラスされています。


CD 1:
Track 1 : "Eastern Front: Live at Ruthie's Inn (1986)"
Tracks 2-5 : "Rehearsal 1986"
Tracks 6-9 : "Demo 1986"
Tracks 10-13 : "Demo 1988"

CD 2
Tracks 1-6 : live in Miami, FL August 17th, 1988
Tracks 7-9 : "Torgue" demo 1993


ファンの暴れっぷりはNYHCシーンよりもワイルドだったと当時悪評の高かったボストン・ハードコア・キッズから指をさされて笑われていたという逸話がEL ZINE#17でのボストン・ハードコア・パンク WRECKING CREWインタビューの中で語られてましたが、その最大の要因と言うか全責任はVo.のSean Killian氏のキング・オブ・すっとんきょうなスタイルにあったのは言うまでもありません。 Sean Killian氏のあのまさしく唯一無比のVo.スタイルは、恐らくハードコアというものを少し勘違いして取り入れてしまったものだったのでしょう。ギタリストで中心メンバーのPhil Demmel氏は「MechanicデモからSeanは進化したハイ・レンジ・スタイルのVo.になった」と言ってたように、Sean Killian氏参加後初の音源である86年デモの時点ではまだ、いかにも当時のUSマイナー・スピード・メタル・バンドのVo.らしいヘタウマ・バイオレンスなスタイルだったわけですから、Sean Killian氏はやはり根っこは完全なメタル・ヘッズだったのは疑いがありません。

しかし、そのSean Killian氏の暴走したVo.スタイルを迷走と片づけるわけにはいかない魅力を強烈に放っているのが、演奏と楽曲の激しさです。ハードコアへの接近はSean Killian氏の独断だったわけではなく、明らかにバンドが一丸となってベイエリア・スラッシュ・シーン随一のスピード志向スラッシュを目指していたような感じがありました。

FORBIDDENは名作1stアルバム Forbidden Evilで、もう少しアメリカン・スピード・メタル土台も匂わせるサウンドでデビューし、TESTAMENTは2ndアルバム The New Orderでスリルのない退屈なミドル・テンポ・スラッシュに成り下がり、DEATH ANGELに至っては2ndアルバム Frolic Through the Parkでファンク・スラッシュにチャレンジして早々に軟派になったけど、ベイエリア・スラッシュというものが確立されてしまった中で各々が個性を磨くのに躍起だったであろう当時、最も荒く直線的でスピードにこだわったベイエリア・スラッシュ・メタルだったのはこのグループだったと思います。

(March.7.2024)




型番 :Vic: (spdmtl)
販売価格

2,200円(税込2,420円)

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